嗅覚障害とはニオイの伝わる経路のどこかに障害が起こってしまい、本来あるべきニオイというものを正しく感じられなくなってしまう症状のことです。ニオイがわからなくなってしまうと、味も分かりにくくなってしまいます。そのため嗅覚障害が出てしまうと、味覚障害も同時に起こってしまうという例が多いのです。
嗅覚障害は本来におってくるべき正しいニオイというのを感じ取れないこと以外にも、本来のニオイよりも強く感じ取ってしまうという嗅覚過敏と呼ばれるものもあります。また、本当はいいニオイなのにも関わらず、どんなニオイもくさいニオイに感じてしまう「異臭症」と呼ばれる嗅覚障害もあるのです。
原因によって症状は変わってくるのですが、身近なところだと風邪になった後にそのまま嗅覚障害になってしまうということもあります。
風邪は鼻づまりや鼻の粘膜などに炎症を起こしてしまうため、嗅覚に障害を起こして残してしまう可能性の高い病気の一つです。
このように身近な病気でも嗅覚障害を引き起こしてしまう可能性があるため、自分が気付かない間に嗅覚障害にかかってしまっているということも大いに考えられるのです。
阪神西宮駅前 梅岡耳鼻咽喉科クリニック
嗅覚障害を引き起こしてしまうと自然に治るということはあまりなく、きちんとした病院での治療というものが必要になってきます。
鼻づまりや、鼻の通りが悪くニオイがよく嗅げないという分かりやすい症状であればいいのですが、気付かない間に嗅覚障害になっていることはよくあります。
いつもおいしいと思っているものがおいしくないと感じるという味覚の部分から嗅覚障害に気づけることもあります。
嗅覚障害を放置してしまうと、ひどい障害として残り続けてしまう可能性もあります。
気づいたら早めに病院へ行って対処すればひどい嗅覚障害になることはありません。嗅覚障害が疑われるようであれば、すぐに病院へ行くようにしましょう。